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    ​人生を変える

    不思議な自己分析

    私の場合、心からのSOSサインは、さまざまな形で現れました。

    上司と話をしているだけで理由なくふいに涙が出てきたり、自分の感情をコントロールできないのです。

    仕事をすることを「怖い」と思い、常にびくびくしていました。自分がなにか失敗して、そのせいで周囲に迷惑がかかることを極度に恐れていたのです。

    そして、自分の不足を補うために、「どうにかしなきゃ! でもどうすればいいか分からない!」とものすごく焦っていました。

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    仕事を始めたばかりの頃は、もっと前向きに夢を持って、明るく頑張れていたのにな……と自分でも不思議でした。

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    そして上司はそんな私を見て、自分の内面を見つめなおす機会をくれました。

    正直なところ、そうなって初めて、私はやみくもに突っ走るのを止めることができたのです。その時は「上司に」言われないと、立ち止まることは無理だったと思います。

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    自分で自分のことが分からなくなってしまった時、必要なのは「冷静で客観的な視点」です。この時に出会ったのが、元気いっぱいになった(笑)今なお、貪欲な私に心理学についていろいろと教えてくださる、素敵な臨床心理士の先生でした。

     

    そしてこれが、私と「心理学」の出会いでもあったのです(笑)

    心理学との出会い

    第1章 気がつく②

    「分析のあゆみ」連載すごろくシリーズ

    ​自分で自分のことを「理解できている」と思いこみ、「こうあるべき!こうでなくてはいけない!」という自分を作り上げて、そこから抜け出すことができずにいたけれど……。

    「怒り・反発」の認識

    私の「意識下」においての「怒り・反発」は、限りなく 0 (ゼロ)の数値でした。

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    まあ……ね。その時期の私、本気でそう思っていましたよ(笑)日常から「怒る」ようなタイミングがありませんでしたし。

    冷静に考えると「お前は菩薩か!」と突っ込みたくなりますが(笑)

    「怒る」のは「未熟」くらいの勢いで、封じていたのだと思います。(表に出して表現するのを禁じるのと、内側にあるものを認識しないのとは、まったく別問題なんですけどね!)

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    さらに「反発する」どころか、自分でその時の職や上司に「疑問を持つ」ことすら禁じていたようなふしがありました。

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    そこで!「勘違いロード」真っただ中な(笑)私の横っ面を引っぱたいたのが、「無意識下」の結果を示すグラフでした。

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    「怒り・反発」が、見事にさっきとは真逆で、山型の三角形にはね上がっているのです!(結構鋭利でしたよぉ……笑)

    「無意識」恐るべし。

    私の心の中で、確実に何かが「怒り・反発」を抱いているらしいのです。

    ​

    一応念押ししますが、こういったテストは、分かりやすい直接的な質問に答えていくわけではないので、結果を思うままに導くことはできません。

    だからこそ、究極の「客観視」なんですね。

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    ​

    この結果を見た私……正直、困惑しかありませんでした(笑)

    先生に、「えぇー……そんなはずは……?」というリアクションをしたことを覚えています。

    ​

    そんな私に「心の中に壁があるから、自分からも見えなくなってしまった部分があるのかもしれませんよ」と、臨床心理士の先生は教えてくれました。

    ​

    これが、私が本心を抑え込んで壁の中に隠してしまっている、という事実を知った、最初のきっかけになります。

    こうして、私の「壁の中に隠された本心探し」が始まったのでした。

    ​

    ​つづく

    客観視の極み「心理アセスメント」

    心理学って面白いもので、自分の心の中や性質を知るために、本当にいろいろなテストなどの手段があるんです。

    このようなテストのことを、専門的には「心理アセスメント」と言います。

    ​

    そのテストはどんなものかというと、まったく関係ないような質問に答えているように思えるのに、どうしてそんなことが言い当てられてしまうんだ! というくらい不思議なんです。

    本当に実際やってみると、こういったテストを考えた人や、確立させた人ってすごすぎない……? という感覚になりますよ(笑)

    ​しかも、結果は全部数値化されてくるので、なんだか理路整然と「提示しました」といった感じ。反論の余地はありません(笑)

    ​

    その時、私もいくつかテストを受けてみたのですが、その中でひときわ特殊な結果が出た内容がありました。

    それは、「意識下」と「無意識下」において、それぞれ自分に対してどんなことを考えているか、ということが現れる比較です。

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    結果。

    私は自分の心の中に、ものすごく高くて頑丈な「壁」を作っているらしい、ということが分かったのです。

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    心に壁……?

    その時は、あまりピンときませんでしたが、なにしろ「自分のことが分からない」この状況がまさに「壁」があるってことなのかも……と、分からないなりに考えました。

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    多くの場合、「意識下」と「無意識下」とで、自分についての認識にそこまで大きな差は出ないそうなのですが……。

    私の場合、それがものすごく(今見ると笑えるくらい)落差のある状態になっていたのです。

    ​

    そうです。

    それが、「怒り・反発」に関する指数です。

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